昨日、お月見のために、ススキ、ハギなどを採集しに、近くの山へ車を走らせた。
しかし、残念なことに、ハギは花が終わり、実がついていた。
ススキは、ちょうど良い、銀の穂が出ていた。
ヌスビトハギでも、気にしなければ、ハギの花もあったけど、
やっぱり・・・・・ネ。 名前がよくないよネ。
山道を、キョロキョロしながら、車で走っていたら、
サツマイモが枝にぶら下がっていたように見えたので、車を止めて、確認しに行った。
少し高い枝だったが、ぶら下がっていた。 アケビの実だった。
背伸びして、枝を引き寄せて、ツルを切って・・・・
アケビの仲間のミツバアケビの実だった。葉の作りは3葉で、縁が浅い大きな波状になっているのが、ミツバアケビの特徴だ。アケビは、5葉で、縁はでこぼこしていない。
実が開いているが、開いたばかりだろうか、果肉には虫がいなかった。控えめな甘さで、上品な和菓子を思わせる。紫色の皮は、条に切り、油いためするとおかずになる。中は、スプーンですくって食べ、黒い大きな種は吐き出す。タネをかじると、苦いので、せっかくのアケビの甘さが台無しとなる。
最近は、アメリカからの大きなアケビが、果物コーナーに並んでいる。
やはり、山で見つけて採ると、何かしらうれしく、また、おいしい。 毎年、庭先で花までは楽しんでいるが、実を結んだところを見たことがなく、夢の果物の一つだ。
お月さんから、ご褒美をいただいた気がする。