9月の中旬頃に、県にヒメボタルの調査を申請して、トラップを仕掛けること3回・・・と言うか、3箇所、15個のベイトトラップを仕掛けた。


 1回にトラップを5個仕掛ける。3日くらいで回収して、トラップの中を確認、そして、場所を移動して、新たにトラップを仕掛ける。


 という作業を3回繰り返した。

 

 地元で保全活動をされている、Oさんに全面協力していただいて、バットにトラップ内のものをあけ、少し川の水で広げていく。3回目の3個目のトラップに、見事にかかっていた。湿らせたティッシュペーパーを敷いたタッパーに、幼虫を移して、残りの2つを調べた。残念ながら、この1匹だけだった。

 


オカヤマのフィールドノート-ヒメボタル幼虫-01

 

 トラップの調査を終わって、撮影会を始めた。といっても、スチールを20枚くらいとムービーを2分ほどだけどネ。ストレスや乾燥で、死なれても困るので・・・。


 

 やった~! トラップにかかった!


 ヒメボタルのメスがいるのだから、幼虫が採れるのは当たり前なんだけど、理屈と実際が一致したので嬉しい。



 測定と撮影を終えて、やれやれって思って、スチールを確認していたら・・・

 おかしい?

 触覚や口器がない?

 頭部が写ってない~!  orz


 ゲンジボタルの幼虫を連想してみた。 そうだ、前胸に潜っているかも!?

しばらく静かにて待った。なかなか、動いてくれない。

仕方なく、ちょっと太陽光に当ててみた・・・・・。

やおら、動き出した。 ただ、日陰を探して、動いている感じではない。

 


オカヤマのフィールドノート-ヒメボタル幼虫-02

 

 

 出てきましたよ、頭部。


 ちゃんと触覚もついてるし、大アゴもあるし・・・


 ここで、測定をやり直し。 危ないところでした。

 

 体長:約 7.3 mm
 前胸背板の幅:約 1.6 mm

 

 よかった、よかった。 これで、本格的に調査が始められる。

 

 頭部の拡大画像です。ファーブル・フォトで撮影したものです。

 


オカヤマのフィールドノート-ヒメボタル幼虫-03


 

 台形をした前胸背板の上に頭部があるでしょ。その先端に、大きなアゴがあって、次が触覚です。触覚の間にある、2つの丸いものが複眼かもわかりません。(残念ながら、複眼がどれだかを示せませんが、わかる方はコメントしてください。よろしくお願いします。)

 

 次回のホタルは、動画をアップしようと思います。